連休明けに要注意? 若手社員の「静かな離職モード」への備えを

T&Iアソシエイツの田中です。  

この時期、実は多くの企業で注意が必要なのが「若手社員の離職」や「転職志向の高まり」です。 今月・来月は“若手の離職予防月間”と意識して、早めの対応をおすすめします。

 

連休明け、管理職やベテラン社員の皆さんは溜まった業務対応に追われがちですが、一方で、入社間もない若手社員には比較的時間的余裕があります。連休中に学生時代の友人や先輩と過ごすことで、自身のキャリアや今の職場について改めて考えるきっかけとなり、不安を感じるケースが少なくありません。

 

今の若手社員は、情報収集もSNSや生成AIを活用してスピーディーかつ自然体です。

日々タイムラインに流れる同世代の活躍を目にする中で、

「自分はこのままでいいのだろうか?」

「もっと自分に合った職場があるのでは?」

そんな思いが芽生え、転職サイトやキャリア系アカウントを無意識にチェックする若手も珍しくありません。

さらには、大学の先輩などからSNS経由で「うちの会社に来ない?」と声がかかることもあります。

 

こうした動きは、表面的にはまったく見えないまま水面下で進行し、突然「来月で退職させてください」と告げられるケースも……。

 

もちろん、多くの企業では残業削減やハラスメント対策など、“働きやすさ”の向上に取り組まれています。その努力は尊いものですし、「丁寧に接してきたのに…」というお気持ちには、私も強く共感いたします。

 

しかし、若手側の視点や価値観、感じている“見えないギャップ”にも目を向けなければ、せっかく採用した人材が早期に離れてしまうという、非常にもったいない結果にもつながりかねません。  

 

実際に、ある上場企業のグループ会社では、当方の実施したワークショップを通じて、若手社員の間に潜在していた“離職願望”が数多く顕在化しました。 企業としてそれを受け止めたうえで対応策を講じ、結果的に離職を未然に防ぐことができました。

 

この時期には、いわゆる「五月病」のような心身の不調を抱えている若手も少なくありません。

 

彼らの変化にいち早く気づき、手を打つには、「信頼できる対話」「職場の空気の可視化」といったアプローチが重要になります。

 

T&Iアソシエイツでは、リアル・オンラインの両面で、新入社員研修・管理職研修・対話型ワークショップなどを通じ、若手社員の早期離職防止、コミュニケーションの活性化、信頼関係に基づいたチームづくりをご支援しています。  

 

「具体的にどんな状況が離職につながるのか?」「自社の若手の“本音”をどう拾えばいいのか?」   そんなお悩みに、ぜひお気軽にご相談ください。 

 

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